日常で何気なく目にする「看板」。
実は、奥が深くてユニークな雑学がたくさんあるってご存じですか?
この記事では、思わず人に話したくなるような看板のトリビアを10個ご紹介します。
1. 世界一大きい看板は飛行機の中からも見える?
アメリカ・アリゾナ州にある「Coca-Colaの看板」は、飛行機の上空からも見える超巨大サイズ。実際に広さは数百平方メートルで、砂漠の真ん中に作られたことで話題になりました。広告というより“ランドマーク”ですね。
2. 日本最古の看板は江戸時代からあった!
日本で記録に残っている最古の看板は、江戸時代の薬屋の木製看板。当時は文字よりも「絵」で伝えるものが多く、たとえば“目薬”なら目の絵、など直感的なデザインが主流でした。まさに“視覚的コミュニケーション”の始まりです。
3. 看板に使う「赤」は人間の脳に最も強く残る色
なぜ多くの看板に赤が使われるか?その理由は、赤は人間の注意を最も引きやすい色だから。特に飲食店の看板は赤・黄色系が多いのは、「空腹感を刺激する」「食欲を増す」心理効果を狙っているんです。
4. 看板の設置には許可が必要なことも!
「看板なんて勝手に出せばいいでしょ?」…実はNG。日本では「屋外広告物法」という法律があり、一定サイズや場所によっては都道府県や市区町村の許可が必要なんです。知らずに設置して罰金…なんてことも。
5. 海外には「喋る看板」もある!?
アメリカやヨーロッパでは、音声センサーやAIを搭載した“喋る看板”が登場しています。近づくと話しかけてきたり、顔認識でターゲットに合わせた広告が流れたり…未来感満載ですね。
6. 一部地域では「看板税」がある!?
イタリアの一部地域では、看板の設置に“税金”がかかるのをご存じですか?特に歴史的な街並みを守るため、「景観保護税」の一環として、過剰な広告看板を抑制しているのです。
7. 看板が原因で渋滞することもある!?
アメリカのある州では、「派手すぎる看板が運転の妨げになる」として問題視され、実際にデジタルサイネージが事故を引き起こしたケースも。視線を奪う看板には思わぬリスクがあるんですね。
8. 看板は一種の「不動産」資産として扱われることも
実は、屋外広告の設置スペースは“貸しスペース”として不動産収入になることがあります。ビルの壁面や屋上が「広告用地」として貸し出され、数十万円〜数百万円の収入になる例も。
9. 看板に登場する“手書き文字職人”が今、再評価されている
デジタル全盛の今、あえて手描きで文字を書く“看板職人”が再注目されています。温もりがあり、唯一無二の看板は「レトロかわいい」としてSNS映えにも人気。街の看板を見上げると、新しい発見があるかも?
10. 「看板に偽りなし」の語源は看板商法から!
最後におまけの語源トリビア。
「看板に偽りなし」という言葉は、本来の商売内容を堂々と看板に掲げる正直な店を称えた表現。逆に“看板倒れ”は、中身が伴わないことへの皮肉ですね。看板はまさに「お店の顔」です。
まとめ 身近だけど奥深い!看板の世界をのぞいてみよう
いかがでしたか?
普段はあまり気に留めない「看板」にも、驚きの歴史や法律、心理学やマーケティング戦略が詰まっています。街中にあふれる看板を「情報」としてだけでなく、「デザイン」や「背景」に注目して見ると、もっと面白く感じられるかもしれません。
これからはぜひ、「看板の見方」がちょっと変わるはずです!